初めての印刷博物館。 | 清明
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初めての印刷博物館。

 きのう大学で試験を受けた後、歩いて行ける距離だったので、印刷博物館の企画展、「印刷と美術のあいだ キヨッソーネとフォンタネージと明治の日本」を見てきました。
 印刷博物館に行くのは初めて。凸版印刷のビル内にあるのは知っていたので、勝手なイメージでこじんまりと展示物が並べてあるだけの博物館を想像していました。ところが行ってびっくり、こんなおしゃれで展示も工夫された立派な博物館だとは思いませんでした。なかなかに楽しくて、わりと行きやすい所にあるのに、今まで行かずにいた自分を反省しました(^_^;)

 さて、企画展の内容ですが。それぞれの資料にちょっとした解説がついてなかったため、正直どういう関連性で置かれているのかよく分からない資料もあるにはありましたが、充実した内容だったと思います。
 展示の最初の方では、銅版画がたくさん展示され、その精巧さを間近で楽しむことができました。ただ私は、キヨッソーネと言ったら大久保利通の銅版画だろ! 早く見せろ! と思っていたため(笑)、そのたくさんの銅版画にじらされているような気がしてしまいました。
 大久保利通の銅版画だけでなく、三条実美、木戸孝允のものもありましたが、実物は思っていた以上に大きい! 駅にあるようなポスターほどの大きさで、大久保、三条はとても保存状態がよかったです。大久保と木戸は、下部に記載された名前などの表記も同じ仕様でした。
 普段目にする物はかなり小さく縮小されているので、それこそなめるようにじっくり見ましたが、三条のものにキヨッソーネのサインが巧妙に隠されていたので、大久保の方でもよくよくサインを探したところ、1878年のサインが入っていました。大久保死後にすぐ作られ、同じ仕様の木戸はもっと年月が経ってからのものなので、どういう経緯で作られたのか、その辺は図録読めば載ってるのか、まだ読んでないのでチェックしなくては。

 展示に解説がついてなかったので、こりゃ図録もないかな、と思っていたら、内容もなかなかよさそうな図録が出ていたのは、うれしかったです。お札や起業公債、後半の方では戦争画など、タイトル通り銅版画などの印刷物で明治の日本及び美術の発展を感じられるようになっていたので、面白かったです。
 キヨッソーネの遺言で道具一式を譲り受けた日本人の弟子が、凸版印刷を設立してるんですね。私は不勉強でフォンタネージのことを知らなかったのですが、後半は知ってる明治期の画家などが続々登場し、同時にこんな人もいたのかというのもありで、そういうつながり、広がりが興味深かったです。

 常設展も、浮世絵などの各種印刷物の完成までのプロセスなどを実物や映像などで分かりやすく解説しており、いろいろ工夫されていてよかったです。これはお金かかってるな~、展示コンセプトとか専門業者なんかに頼んで相当練ったのかな~などど下世話なことを考えてしまいました(苦笑)
 しかし試験の後でもあり少し疲れていたのか、展示を楽しみ尽くす余裕はなかったので、印刷博物館はまた行きたいと思いました。明治の日本に興味がある方には、なかなかにオススメの企画展です(^_^)
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