清明

シカでした。 奈良旅2018年初夏 3日目 奈良公園周辺

 とうとう旅も最終日です。そして最終日にして、ようやく本物の鹿とご対面です(笑)
 この日は奈良公園周辺の興福寺、春日大社、東大寺を回りましたが、こんなに広かったんだ……(白目)という感じでした(苦笑)
 なんと、デジカメの充電が東大寺大仏殿に入ってすぐに切れました……。なんのために充電器を持っていったのやら(^_^;)
 というわけで、3日目は写真も途中までしかないので、一挙にいきます。

 ガイドブックのモデルコースを見て、「一日でこんなに回れるわけないじゃん!」とつっこむことも多いですが、奈良のガイドブックは興福寺、春日大社、東大寺とならまちを回って1日目終了にしていて、うんそうだよね……と、旅を終えて深くうなずいたことでした。
 
 ホテルからタクシーで近鉄奈良駅へ。お茶をしてから、興福寺へ向かいました。鹿いないなあと思いつつ。さすがに駅の近くにいるわけがないのですが(^_^;)


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 興福寺南円堂。すぐ近くで御朱印がいただけるのですが、「5種類(数字はうろ覚え)ありますがどれにします?」と言われ、一瞬きょとん。札所になっていることもあり、種類が多いようです。
 御朱印をいただいた後、三重塔を見に行く途中でなにかをしきりに訴えてくる猫に出会い、しばしたわむれました。猫氏は三重塔までついて来ました。なにを訴えたかったのかな。やっぱりエサかな?


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 中金堂は工事中でした。奈良ではなにかしら直しているところが多かった気がします。それにしてもこの規模、広さ。往時の隆盛が偲ばれます。

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 そして五重塔!


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 阿修羅像などがある国宝館が開くまで少し時間があったので、鹿せんべい売ってるのを見つけて歩いていったら、いました鹿!


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 鹿せんべいを売っているおばちゃんのななめうしろの絶妙な位置で、じっと待ってる鹿。近い。


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 早速鹿せんべいを購入。おばちゃんの「せんべいはすぐ隠した方がいいよ」という言葉を、「えっそんなに鹿すごいんですか~」なんて言って聞き流し、のんきに鹿せんべいにかけられた紙を破っていたら、あっという間に鹿の餌食! 鹿にもみくちゃにされました……。
 「早くよこさんかいワレ!」と言わんばかりに、あちこちから服を引っ張る! 勢いあまって腰のあたりを噛む鹿もいて、思わず悲鳴。おばちゃんもおそらく、ほら言わんこっちゃないと冷ややかに見ていたことでしょう。すでに先客が、「おばちゃん助けて!」と悲鳴を上げて鹿から逃げていたのを見ていながらの醜態ですから(^_^;)
 が、鹿にせんべいを配るのに必死で、もうまったく周りを見る余裕もなく。なくなったらすぐ、鹿に手を広げて見せ、もうないよアピールをしろ、というのは先客へのアドバイスを聞いていて分かっていたので、それだけはちゃんとやりました。
 おばちゃんの言うことは聞きましょうね……。

 というわけで、鹿にもまれてから興福寺国宝館へ。日曜日だったので、開館してすぐに入っても、結構混んでいました。
 かの有名な阿修羅像のほか、古くから伝わる仏像がたくさん。古くからのお寺や仏像がずっと守られてきたことについて、ここでも思いをいたしつつの見学。売店で、ちょうどTwitterに流れてきて知った僧兵柄(!)のマスキングテープをゲット。かわいいです(^_^)

 興福寺を見た後は春日大社へ。春日大社まで、思っていた以上に距離があり、しかも春日大社自体が広い!
 シカいっぱいいんじゃん……と、奈良公園の広さと鹿の多さに驚きつつの散策。春日大社は古く由緒ある神社だけあり、石灯籠がとにかくたくさんあり、寄進された年号を見ているだけでも楽しくなってきますが、周りを見た限りでは、石灯籠に刻まれた日付などまで見ている人が他にいない……(苦笑)


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 さっきの私と同じ目に遭いそうと思いつつ見ていたら、この方は結構うまくやっていました。
 観察していると、オスとメスは群れが別。あとでもらったパンフにもそう書いてありました。私はまんまと、朝イチで腹ぺこだったと思われるオスの群れに飛びこんでしまったのでした。

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 古い石灯籠と鹿。絵になります。

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 参拝後、釣り灯籠がある回廊などがある有料エリアを見学。古いもの新しいもの、よく見るとデザインもいろいろで、歴史上の人物が寄進したものも。

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 灯籠に火を灯す神事をちょっとだけ再現している場所。

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 というわけで寛政の年号がある灯籠にも鹿。

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 赤ちゃん鹿がいっぱい! 
 「赤ちゃん鹿大集合」と銘打ち、6月のみの公開。お金を払って入るのですが、スタジアムみたいな感じで、スタンド席からアリーナにいる鹿達を見下ろすようになってました。ここを出て裏の方に行くと、鹿にどんぐりをあげられるところがありました。ボリッボリッと音をたてて、そして結構こぼしつつどんぐりを食す鹿さん達。


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 そして東大寺へ。このあたりは観光客も多く、鹿せんべいがもらえるためか、鹿も多かったです。これだけ鹿がいれば、当然ながらフンのにおいも結構します。公園の維持管理、大変そう……。


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 東大寺には、無駄に荒々しく大きな動作で華麗にチケットをもぎって、ドヤ顔して見せるおじさんがいました。淡々ともぎるより、少しでも仕事は楽しくした方がいいに決まってます(笑)

 大仏殿に入ってすぐ、デジカメの充電が息絶えたため、ここからは写真なしです(^_^;)
 大仏殿を見学後は、三月堂、二月堂などを見学。お水取りで有名な二月堂は、ここからの景色もよいのでちょっと頑張って行くとよいと思います。裏参道が石畳で雰囲気があるらしいのですが、私は御朱印もらい忘れて元来た道を戻ってしまって通れず、残念。
 東大寺では10ヶ所で御朱印をもらえるという情報もありましたが、私は3ヶ所でいただき、ちょうど2月の京都旅行で買った御朱印帳を埋めて、それで終わりとしました。

 正倉院の方も行ってみたかったのですが、さすがに疲れてきたのでバスで近鉄奈良駅へ戻り、かき氷を食べて休憩。
 京都行きの特急で早めに京都へ。お昼よりもスイーツを優先してしまったので、京都駅でラーメンを食べ、駅内観光をしていたら、あっという間に新幹線の時間に。
 帰りもグリーン車でゆったり。名残惜しいとか仕事が嫌だから(笑)帰りたくないという気持ちは不思議となく、まあまた近いうちに行けばいいよね、という感じでした。いい感じにリフレッシュできたようです。

 奈良はどこがどうとうまく言えないんですが、なんだかとても気に入りました。時間が足りず、まち歩きもできなかったので、再訪したいなと。

 というわけで、3日目にしてようやく鹿だらけになった旅行記はこれにて。お読みいただきありがとうございました!



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シカでした。 奈良旅2018年初夏 2日目 飛鳥サイクリングなど その2

 飛鳥サイクリングなどを満喫した2日目、続きです。

 お昼の後は、すぐ近くにある飛鳥板蓋宮跡へ。地図と案内板に従って進んでいくと、本当にこっちでいいの!?という細いあぜ道(一応舗装されている)に。ビビりつつ、無事到着。遺構が整備されてちょっとした公園になっています。
 ここは、蘇我入鹿が暗殺された乙巳の変の舞台になった場所です。


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 田んぼの中を通って大きな道に戻り、飛鳥寺へ。途中の万葉文化館は、近くまで行ったもののなんとなく入らず。
 飛鳥寺は日本最初のお寺とされ、ご本尊は仏像としては日本最古とされる飛鳥大仏なのですが、ご本尊は創建以来ずっと同じ場所にあり、移動したことがないのだとか。

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 そしてなんとここ、堂内撮影OK(もちろんフラッシュは禁止)なのです。びっくり。ある程度堂内に人数が集まったのを見計らって説明をして下さるのですが、写真撮影OKの理由を、地元の人達がずっと大事に守ってきたものだから、と言っていました。
 とは言え、撮影OK=ネットにあげてOKではないと思いますし、おそれおおいのでご本尊の写真は載せません。
 今は境内もそれほど広くないですが、往時は回廊などもあるかなり壮大な伽藍が存在したようです。


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 お寺の裏手には、蘇我入鹿の首塚があります。人がいて思うように写真が撮れずこのアングルですが、首塚の正面に立つと、首塚越しに蘇我氏の邸宅があったという甘樫丘を臨むことができます。このあたりはまさに蘇我氏の本拠地だったわけです。


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 あとで飛鳥寺でいただいた御朱印を見たら、なんときれいに切られたタウンページが、墨を吸う和紙代わりに挟まれていてびっくり(笑)伏見の大黒寺でティッシュが挟んであってびっくりしましたが、その上を行きましたね。

 豊浦宮跡や小墾田宮跡に行ってみたかったのですが、道が分からずあきらめ、甘樫丘も麓を通ったものの自転車を降りて行くことはせず。それなりに疲れていたのかも知れません(^_^;)
 そのままひたすら橿原神宮前駅へと自転車を走らせ、自転車を返却。電車で奈良市内へ戻り、少し時間があったので平城宮跡へ行きました。

 そ、草原だ……。そして広い……(呆然)


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 平城宮跡を走る電車。上の写真、分かりづらいですが電車ごしに大極殿が見えます。下の写真に小さく写っているのは朱雀門。


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 朱雀門着いた!

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 地図を見ず適当に歩いていたのと、平城宮跡の横を通る道が交通量が多く、なかなか道路を横断できなくて、まず平城宮跡資料館に行きたかったのに失敗……。
 しかし、朱雀門近くに新しくできた平城宮いざない館が、無料とは思えない内容で分かりやすく、予想外によかったです。

 朱雀門から大極殿を臨む。

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 いざない館でちょっと休んだり、展示を見ていたら朱雀門が閉まってしまい、大極殿には行けず。時間が足りなかった……。
 
 平城宮跡で一番テンション上がったのがこれ! 遣唐使船!


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 どうも見たことあるようなと思ったら、主に「吉備大臣入唐絵巻」などの絵画をもとにした復原だそうで。設計図などが残っているわけではないので、想像で補っている部分もそれなりにあるらしいのですが、乗れるのがいい! 入口には天平風の衣装を着た係の方がいて声がけしてくれます。


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 天平風衣装の係の方が船上を見回っているのを見て、テンション上がりました。こういう復原施設で写真撮りまくってしまうのが、歴史好きの性……。ふと我に返ると、写真撮りまくってるの私だけでした(苦笑)


 遣唐使船の近くにはカフェやお土産物を売っている建物があります。この日もそこであのシカに出会ってしまいました。二次元のシカ、本当にいっぱいいたなあ……(笑)
 天平風の衣装を着ているぬいぐるみが買えるのはここだけ! 限定何個! とか言われるとついつい(^_^;)
 クリアファイルには、昔からなんとなく好きな歌「天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも」(阿倍仲麻呂)が書かれていることもあって選びました。


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 ここから宿が近そうに思えたので歩いたのですが、思っていた以上に距離があり、道を間違えたりもしたので、体力をロス。
 食料調達も面倒になり、ちょっと奮発してホテル内の日本料理屋さんで夕食。大和鍋つきの御膳、どれもとてもおいしくて大満足でした(^_^)


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 3日目、最終日にしてようやく本物の鹿にご対面です(笑)



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シカでした。 奈良旅2018年初夏 2日目 飛鳥サイクリングなど その1

 奈良2日目は、飛鳥に行きました。お天気にも恵まれ、とても気持ちよくサイクリングできました。
 それに、どこに行っても大して混んでない!(これ重要)

 8時半頃に飛鳥駅着。駅はこんな感じ。駅前にレンタサイクルのお店がいくつもあって、びっくり。
 レンタサイクルの受付が9時からだったので、早く着きすぎたな~と思いつつ観光案内所に寄ってみたり。

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 試しにオープン前にお目当てのレンタサイクルのお店に行ったところ、なんともう開いてて先客がいました。
 今回選んだのは、明日香レンタサイクル。乗り捨てできるとガイドブックで見たので、飛鳥駅スタートで橿原神宮前駅をゴールにしようということで。
 案外坂もありますよ、と言われたので、体力温存で電動自転車を選択。乗り捨て料は返却時に200円払えばOKとのことでした。

 いざ、高松塚古墳へ! いきなりの坂。レンタサイクルのお兄さんに感謝。
 車道を走らなければと思っていたら、走り始めてすぐ車にクラクションを鳴らされ(^_^;)見ると歩道に自転車マーク。道はサイクリングしやすいようになっているところも多く、どこに行っても駐輪場があり、地域ぐるみで観光はサイクリングを推奨しているように見受けられました。バスもあるにはありますが、天気さえよければあまり時間を気にしなくて済むレンタサイクルが一番よさそうです。緑が多いので、気持ちよく走れます(^_^)


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 高松塚古墳は、公園として整備された一帯の中にあります。高松塚壁画館、入口が暗くてやってないのかと思い、最初スルーしてしまいました(^_^;)

 
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 高松塚古墳から数分歩くと、文武天皇陵があります。

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 高松塚古墳がある丘を登り切ったあたりから見た風景。飛鳥の田園風景は、なんだか心に染みました。はっきりなにがいいと言えないんですが、いいんです。

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 そして高松塚壁画館へ。高松塚古墳内部の壁画の復元などが展示されています。

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 高松塚古墳から、聖徳太子が生まれた場所に建つとされる橘寺に行く途中に、天武・持統天皇陵がありました。


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 やはりサイクリングしていたおじさんが止まって写真を撮っていたのでなんだろうと思ったら、天皇陵をいい感じに横から見られるのでした。


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 橘寺の近くにある亀石。癒やし系のかわいい亀さん、なぜ作られたのかよく分かってないようです。亀石付近に地元の人達が田植えをするらしく集まっていたので、橘寺の場所を聞いたら、行ったことがなくて知らないと言われてしまったり……(苦笑)
 とにかくまっすぐだと言われ、亀石で高松塚古墳で道を聞いてきたおじさんと再び一緒になったので、確認しあいながら橘寺に着けました。

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 橘寺は、聖徳太子が生まれた橘宮があった場所をお寺にしたという、古いお寺です。
 先に案内板などを見ていたおじさん、門の前で中をのぞき込むようにして入ろうとせず。見る価値があるのか考えている、と。私は入りますね~と言うと、またどこかで一緒になるかも知れませんね、と言ってそのまま行ってしまいました。せっかく来たんだから、入ればいいのに……。

 
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 入ってすぐ、なんだかここいいなあ、と思いました。欽明天皇の別宮だったそうなので、いい場所を選んでいるというのもあるのでしょうか。
 本堂には鎌倉時代のものなどが、ガラスケースなどもなく置いてあり、超至近距離で見られます。センサーによる警備システムはついているようですが、いいのかこんな近くで、と驚きつつの見学。ただし、だいたいどこもそうですが、堂内の撮影は禁止です。


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 橘寺を見学後は、石舞台古墳を目指してサイクリング。自転車を置いた後、よく分からず違う方向に歩いたりもしつつ、石舞台古墳着! この頃にはさすがに暑かった……。
 小さい頃に写真を見てついたイメージで、草原の中にぽつんと石舞台があるかのように思っていたのですが、そもそも古墳なんだからそんなはずはないわけで、長年のイメージが実物を見てようやく修正されました(苦笑)


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 石舞台古墳は蘇我馬子の墓であるという説が有力視されていますが、古墳に使われた石の大きさは当時の蘇我氏の力の大きさを示すものでもあるのでしょう。石は数キロ先から持ってきたことが分かっているらしいですが、重機などもない時代に、どれだけの人が動員されたのか……。


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 石室の中にボランティアガイドさんがいて、説明をしてくれます。中は案外広いです。日光も避けられるし、涼しくていいかも(笑)でも、聖徳太子と蘇我馬子が律令国家を作るために協力して云々という説明は、ちょっと時代が早すぎるんじゃないかな……。


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 石舞台古墳を見学後は、飛鳥寺方面へ。途中、お昼になったし今日こそはちゃんと食事するぞ、ということでにゅうめんと柿の葉ずしのセットを。にゅうめんが具だくさん! 柿の葉ずしもおいしゅうございました。


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 写真の量からしても、やっぱり飛鳥よかったんだな……。
 というわけで、その2に続きます。



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シカでした。 奈良旅2018年初夏 1日目・斑鳩・薬師寺 その2

 奈良旅1日目、その2です。

 法輪寺から雨上がりの道を歩いていくと、なぜか道に背を向ける方向に置かれている案内と、整備された空間が。
 山背大兄王の墓とされている場所を眺めるための空間でした。


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 あまり車も通らない緑の中を歩いていると、やがてバスも通る少し大きな道に出ました。そこからちょっとだけ入ったところに法起寺が。ぽつんとお寺が現れる感じ。

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 法起寺は、聖徳太子の遺命により岡本宮という宮殿の跡をお寺にしたとされ、実際に宮殿跡と思われる遺構が確認されているとのこと。お寺のパンフレットによると、太子御建立七ヵ寺の1つとされ、尼寺として建てられたようです。

 法起寺に着いたあたりからまた雨が降り始め、そのせいか見学者が私ともう一人しかいない、がらんとした空間が少しさみしい感じもしました。が、往時はさぞ法隆寺などと共に栄えていたんだろうなと想像。このお寺の三重塔は国内最古だそうです。


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 ここまで来ると、奈良市内の方に戻るバスも本数が少ないので、注意が必要です。バス停はすぐ近くなのですが、乗り遅れたらと心配で、その上バスの時間を勘違いして早くバス停に行き過ぎて、もう少しゆっくり観ればよかったとちょっと後悔(苦笑)
 天気がよければ、レンタサイクルもあるので、のんびり一通り回るのもありだと思います。ですが、法隆寺からここまで来る間に、お店どころか自販機もあったかどうかという感じなので、昼食や飲み物などは駅か法隆寺周辺で調達しておいた方がよさそうです。

 法起寺見学後、バスルート上でもあり、薬師寺に寄ることにしましたが、薬師寺までが結構かかりました。再び降り出した雨を避けられた上、休憩になってよかったですが……(例によって?昼も食べずここまでまともな休憩なし)

 しばらくバスに揺られ、薬師寺着! 観光バスがいっぱいで一瞬げんなりしましたが、境内が広いせいもあってかちあうことなく見学できました。
 東塔は残念ながら修理中。特別公開中のためか、三方に三角の券がついた、ちょっと面白い形のチケットでした。


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 食堂の前に、境内に大きな鉢に植えられた蓮がたくさんありました。去年落慶したばかりだという食堂内には、とても雰囲気がある壁画が。


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 薬師寺は道路を挟んで白鳳伽藍と玄奘三蔵院伽藍に分かれており、玄奘三蔵院が特別公開中だったのでここも見学。玄奘三蔵の姿を写した御朱印もいただきました。


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 この時点でもう15時を過ぎていたので、近くの唐招提寺に行くのは断念。しかも真っ先に行くべき西塔を見学していなかったという……(^_^;)しかし戻ったおかげで、見逃していたものも見れて、結果オーライでした。
 西塔には中村晋也作・釈迦八相像があるのですが、大久保利通銅像などの作者としてしか知らなかったので、ここでこの方のお名前に出会うとは思わず。

 薬師寺見学後、バスでJR奈良駅に戻り、早めの夕食で葛うどんをいただきました。しっかりしたおだしがとてもおいしかった!

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 そして駅で出会ってしまったシカ、しかまろくん。こういうお土産物は見かけた時に買っておかないと、後で他にはどこにもなくて後悔することもあるので、勢いこんで買ったのでした。でも、たまたま私がこの日こういうお土産物を扱っているところに行かなかっただけで、実はあちこちにいっぱい生息していたのでした(笑)

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 2日目、飛鳥サイクリングに続きます。



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シカでした。 奈良旅2018年初夏 1日目・斑鳩・薬師寺 その1

 6月15~17日、ふと思い立って奈良に行ってきました。高校の修学旅行以来です。
 東大寺や法隆寺に行った記憶はうっすらあるものの、ほとんど景色なども覚えておらず、バスで連れて行かれるだけだったので、初めてと言ってもいい状態。たっぷり楽しんできましたが、時間が足りず早くもなるべく近いうちの再訪を胸に誓っております(笑)
 本物の鹿が出てくるのはようやく3日目、でもある意味鹿づくしの旅でした。

 今回の旅は、JR東海ツアーズのフリープランを利用。こだま以外の新幹線は割増料金を払えば選べるのですが、さらに二千円程度上乗せすればグリーン車に乗れるので、今回はお金で快適さを買いました。静かだしくつろげるし、クセになりそうです(笑)

 9時過ぎに京都に着き、そのまま奈良までJRを利用。宇治を通過、今宇治に行けば新茶が買えるのでは!? 帰り寄れたら寄ろうかな、と思ったりもしたのですが、無理でした(^_^;)
 奈良駅で荷物をロッカーに入れ、法隆寺駅まで電車移動。法隆寺まではバスも出てますが、電車で行くのが一番早いようです。
 天気がよければ斑鳩をサイクリングしたかったのですが、あいにくの天気だったので法隆寺駅からはおとなしくバスに乗りました。

 入る時、拝観料1500円に一瞬「特別展かよ!」とひるんだのですが、すぐ「いやもうこれ特別展だよね」と思い直しました。飛鳥時代からの国宝、重要文化財をこれでもかと見学できるわけで。

 工事中だった中門前から南大門の方を見る。修学旅行なのか遠足なのか、子供達が続々と。
 ずっと左手に行くと若草伽藍(創建時の法隆寺があったと言われる)なのですが、行きそびれて無念。他にも結構行きそびれてます……。

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 五重塔と金堂。どちらも飛鳥時代に建てられたもの。法隆寺に限りませんが、こんな古い時代のものがずっといろんな人の手によって守られて今に至っていることに、思いをいたしつつの旅でした。

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 近代史好きとしては、法隆寺と言えばこれかなと。
 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺(かきって打っただけで一句丸々出てきましたよ、このPC!)
 いかにも境内で柿を食べたかのようなイメージ。でも、実は子規がお寺の近くの旅館で柿を剥いてもらって食べた時の句だと、なにかで見たような気がします。

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 大講堂や回廊を見学後、大宝蔵院へ。ここには百済観音像や玉虫厨子など、貴重なものがいっぱいです。平日なので静かに見学できました。

 東大門を抜けたら、石畳の道を通って夢殿がある東院伽藍へ。
 夢殿は、聖徳太子が住んでいた斑鳩宮跡に建てられたと言われています。ということは、この地面の数十センチ~数メートル下の地層を聖徳太子達が歩いたんだなあとか、妙な感慨に浸っておりました(笑)


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 東院伽藍を一通り見学したら、そのまま中宮寺へ行けます。法隆寺拝観者は拝観料の割引がありました。
 中宮寺は聖徳太子の母親の発願によるものだそうで、創建時からずっと変わらず尼寺なのはここだけとのこと。こぢんまりした感じですが、本来はもっともっと大きかったようです。本堂に大きな菊の御紋があるのも当然、門跡寺院だったそうです。
 中宮寺のご本尊は、おそらく誰もが一度は教科書などで見たことがあるんじゃないかという、飛鳥時代の菩薩半跏像。個人的には、この半跏像が奈良で見た中で一番印象的でした。なんとも美しく、優しく、見とれてしまいました。


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 中宮寺見学後は、田園風景の中を歩いて法輪寺へ。このあたりから雨も一時やんだので、田んぼのおたまじゃくしをのぞいたりなんかしつつ、ぶらぶらと。

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 ここも飛鳥時代の創建で、聖徳太子の子、山背大兄王がその息子とともに建てたと伝わっています。ここにある三重塔は比較的新しい再建物で、作家の幸田文も支援をしたとか。
 どういうわけか、法輪寺ではほとんど写真を撮っていませんでした(^_^;)


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 奈良旅1日目、前半はこの辺で。まだまだ鹿は出てきません(笑)



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